BrexitのイギリスでCandy Shop:戦争画家の常連さん

お久しぶりです。夏も終わり、秋というよりはもう冬っぽいイギリスです。お店もハロウィンを通り越して、すでにクリスマス商品が並び始めています。

 

最近はスタッフのお話が多かったのですが(W君、なんとか元気に働いています)、今回は、もうかれこれ数年にわたる常連のGさんを紹介したいと思います。

 

彼は、週末に来る常連さんで、いつもジェリーベイビーというかわいい名前のグミ菓子を買っていかれます。体の大きいGさんのイメージとはちょっと違うのですが... 最初は、ベテランTさんとよくお話していて、隣で聞いていると、腕の具合はどうかとか話していました。怪我でもしたのかな?何て思ってTさん聞いてみたところ、「彼は戦争画家で、戦場の油絵を描きにアフガニスタンいった時に、流れ弾に撃たれて腕を負傷したのよ」との回答でした。それで、最近、やっと腕が上がるようになって絵も描けるようになったそう。恐ろしすぎますねー

 

私もそれから数回Gさんと話す機会があり、少し彼の仕事を聞いてみました。彼の画家としての仕事は

戦場の英国軍の戦う様子→怪我した様子→病院に運ばれる様子→病院での治療→ヘリコプターで運ばれる様子などをストーリー展開で油絵で描くというものだったそうです。大きな展示会も開いて、皇室の方とかにも作品を紹介したとか。ただ、現在は、自分も怪我をして実際に絵に描いた過程を経験したので、もう戦場には行かないことにしたと語ってくれました。今は、普通の絵を描いていますが、イギリスで軍人さん達の絵の依頼はきているそうです。彼が描いたカードをいただいたので載せさせていただきました。

 

Gさん、気さくで、明るくて、長身のハンサムな普通のイギリス人、とてもアフガニスタンに油絵を描きに行ったようには見えないです〜

f:id:candyprincess:20171018234135j:plain

f:id:candyprincess:20171018234206j:plain