たそがれのイギリスでCANDY SHOP:郷は郷に従え

「郷は郷に従え」と、よく言いますが、イギリス人のお客様の習慣にびっくりしてしまうこともあります。

 

まず、店内での飲食。ピザを食べながら入店なさる方や、ドーナッツ引きちぎりながら入ってこられる方。飲みながらは、日常茶飯事。飲み物をこぼされて、泣く泣く床をモップすることも幾度か.... 食べ物は小さな店なので匂いが充満してとても困るし、ドーナッツとかお砂糖が床に落ちるので掃除が大変です。食べ残しや空の容器を置いていく人もいます。トホホ

 

でも、一番びっくりしたのは、子連れのお父さんが、会計を済ませてすぐにお菓子の袋を子供に渡し、それを子供が全部床に落とした時。あ〜床を掃除しなきゃ、とほうきを持ち出したところ、お父さんが床のお菓子をかき集めているじゃないですか。「あの、やりますから〜」と言おうと思っていたら、お父さん、悲しそうな顔の子供に「大丈夫、食べられるから」とそれを袋に戻して何もなかったように去って行きました。どうも、映画館で食べるのに買ったみたいですけど。こういうこと、2度ほどありました。きっとイギリス人はそういう小さいこと?は気にしないだな〜と感心です。

 

また、イギリス人の心の広さに感動することもあります。

お金が少し足りなくて欲しいお菓子が買えなく、カウンターで困っている子がいた時、そばにいるお客様が、ポイッとお金をその子に「使いなさい」とあげることが幾度がありました。日本円でほんの何十円ですが、ホロっときてしまいます。お釣りも、細かい1円、5円はとっておいていいよ〜と、もらわないお客様もたくさんいます。そのお釣りは募金箱に入れさせてもらっています。

 

文化の違い驚くことがたくさんありますね。