BrexitのイギリスでCandy Shop:クールジャパン

相変わらず、日本のお菓子は人気です。人気があると言っても、値段が高いので買う人はたくさんはいません。でも、売れる時は大量に売れます。皆、興奮して日本のお菓子を手にとり、キャーキャー言って、期待していると全然違うものを買ってお帰りになります。

 

どんな人が買うかというと、イギリス人のアニオタっぽい人、若い女学生、たまに大人、男の子、女の子、早い話がいろいろ。ピカチューのお菓子が好きで大量に買ってくださる若いお兄さんもいます(アキバで見かけそうな感じの人でついつい親しみを感じてしまいます)。先日は、中年の女性が娘さんのおみやげに買っていかれました。何でも日本語を勉強していて、日本の大学に行きたいそうです。「学校で日本語勉強しているんですか?」と聞いたら、「違うのよ、YouTubeでアニメみて勉強しているの」「あ、あそうですか」。お母さま「あれだけ見れば覚えるわよね〜。ホッホッホ」。あーそういう時代なんですね。これ、一人だけじゃないんです。何人がそういう人がお店に来て、日本のお菓子お買いになるのです。

 

ある女学生、「わー日本のおかし〜 どれもかわいい!ステキ ステキ!」。レジで、日本のラムネキャンディーを買われ、一言「先輩、好きです」「.......」きっと、アニメで覚えたんでしょうね。すごいの一言です。

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BrexitのイギリスでCandy Shop:入れ墨

6月に入り、イギリスも暑い日が多くなってきました。今週の日曜日、父の日は30度になるとの予報です。お客様もかなり薄着になって、まるで真夏のビーチリゾートのような感じ。

 

肌を出すと意外な人が入れ墨を入れていたりして驚きます。当店一のベテランTさんも腕にかなり大きな入れ墨があります。私は個人的に好きではないのですが、イギリスでは結構普通。常連の方で腕じゅうに入れ墨を入れている方がいて、話してみたら何と入れ墨師でした。お客様用に飴をたくさん買われます。(飴をなめて痛みをまぎわらす?)

 

話はTさんに戻りますが、なるべく入れ墨は夏場でも隠すように言ってあります。Candy Shopと入れ墨はあまり合わないし、子供も来るので。そして、もう増やさないでくれ、とも言ったのですが、見えないとこにする、との回答でした。そして、最近また一つ増えました。お母さんの2回忌(3回忌かも)を記念して、お母様の顔を、もう一つの腕に。記念に入れ墨なんて、私には考えられないけど、こちらでは全然ありなんですよね〜 ともかく、隠すように伝えました。お母様には失礼だけど、人の顔の入れ墨なんて怖いですよねー ちょっと振り向いたら腕に顔とか... 彼女の入れ墨もっと増え続けるのでしょうか?増えないことを願います。

BrexitのイギリスでCandy Shop:感激の日曜日

皆様、母の日おめでとうございます。イギリスの母の日は3月に終わっているので、店は通常の日曜日という感じです。でも天気も良く、暖かく、店全体も明るい雰囲気。

 

母の日ということで、私も早めに仕事を終え、Tさん(ホリデーから帰ったばかり)にバトンタッチして、同じショッピングセンターないのスーパーで買い物し、その後、店にちょっと顔を出したところ、Tさんが興奮して、「XXXXOOO」。「エー 何?意味がわかんない。もう一度言って」と聞き返したところ、Tさんが

 

「今、たまに来る、老紳士が£9.99のお買い上げで、£20を支払ったの。で、£10.01お釣りを渡したら、彼が君たちはとてもいい人たちだ、これをとっておきなさい、と言って£5置いていったの」

 

Tさんは、ショックと感動で、目はウルウルしてました。私も信じられない.... そして言葉にならないくらいうれしー、店やっててよかったー もちろん、£5がうれしいのではなくて、当店の素晴らしいスタッフへの心遣いに感激です。たまに、心ないお客様からの一言で、傷つくこともあります。でも、今日のようなお客様がいるから、明日も頑張ろうという気になります。これからも、お客様に心地よくお買い物していただけるよう努力していきたいです。そして、スタッフの皆に感謝!

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BrexitのイギリスでCandy Shop:スタッフアップデート

4月に入りイギリスも随分暖かくなりました。

昨年、若い子が3人入ったとお伝えしましたが、2人やめ、今は医学部を目指すR君のみです。彼も医学部の内定が決まり来月のテストに向けて猛勉強しているようです。たまに、勉強のメモがお店のカウンターの上に置いてあるので、暇な時はお店で勉強しているようですが....(本当はいけないんだよR君)お店も5月いっぱいで辞め、勉強に集中するそうです。そして、7月には家族でスリランカに旅行に行くとか。ちょっと寂いな.... 口達者で、売るのが上手くて、こちらが呆気にとられることもありました。😮

 

また、2月にはもう一人、新人さんが入りました。お客さんでいらした日本人の奥様で、息子さんが甘党とのこと。たくさんお買い物していただいた後、お店で働いていただくことになりました。本当にラッキーです。いくら募集しても見つからない時もあれば、向こうから人が来てくれることもあるんですね〜

 

ということで、またR君の後を探さなくてはなりません。でも、優秀な子が見つかる確率は25%、トホホ...(昨年、実は4人入れたのですが、1人は2日ほど働いて辞めてもらいました。あまりにひどいので)

BrexitのイギリスでCandy Shop:消えた常連さんたち

イギリスもやっと暖かくなってきました。来週は母の日、来月にはイースターがあります。

 

ところで最近、めっきり姿を見ない常連さんたちがいます。ここで紹介したゾディアックマン、歯のないおしゃれなおじさんもうそうです。ゾディアックマンは、どんどん浮浪者っぽくなっていき、スタッフも心配していたのです。背中には大きなリュック、ボサボサの髪の毛、汚れた手。一回に買う量も少なくなりました。ところが、なんと、ある日、すっかりきれいになって現れたそうです。整った髪、シャキッとしたシャツ。この時対客したTさんは、この変貌ぶりに驚いたとか。でもそれ以来、まったく姿を見せません。新しい仕事が見つかって忙しいのか、または引っ越したのか、なぞです。

 

もう一人、歯のない、言っていることがよくわからない野球帽のおじさん。いつも週に2度ほど来ていたのですが、まったく来なくなってしまいました。このおじさん、Tさんいわく、いつもパブで飲んでいて、知らない人にもよくお酒をおごっていたそうです。最近はまったく見かけないとのこと。最後に来店頂いた時には、歩くのがたどたどしかったので、ご無事でいられるといいのですが.... 

 

こんな具合に、常連さんも入れ替わります。糖尿病で、無糖のチョコを毎週3枚買っていかれる素敵なゴージャスな女性(70代)、いつも来店どきにはお話して楽しいのですが、何か会うたびにお太りになっているようで...チョコのせいじゃないかと少し心配です。無糖でも、カロリーはあるので。お店としてはうれしいのですが。

 

常連様、元気でなが〜くご来店ください!

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BrexitのイギリスでCandy Shop:意外なものと遭遇

二日前の土曜日、荷物をショッピングセンターの地下の倉庫に運んだ後、店に向かうためエレベーターへ直行したその時。「バタバタ」と何か大きな鳥が頭上で羽ばたきました。最初、鳩かカラスかと思って上を見ると、それは間違いなく「キジ」でした。何でキジがショッピングセンターの地下にいるの〜?林ではよく見かけるけど。

 

とにかく、警備の人に連絡したけど、よく状況が分からないようなので、写真を撮って見せに行くことにしました。その間も、キジはちょこんと天井の配管工にとまって大人しくこちらを見ています。どうやって、たどり着いたのか。きっと、配達のトラックに乗って間違って来てしまったのか。次に地下に行った時にはいなかったので、無事解放されたと願います。

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BrexitのイギリスでCandy Shop:この町のダークサイドトップ19

先月、お店のあるこの町のローカル新聞を目にし、読んでみると、「⚪️⚪️町のダークサイドトップ19」なる見出しを見つけました。何か興味があるので読んでみると、ショッピングセンター内でうちの店がある一角の名前が出てるでわないですか。うちの一角は、ショッピングセンターの中でも唯一外にでているアーケードなのです。

 

で、記事を読んでみると、

 

  店がほどんど閉店していて、ガラガラで、不気味なコインで動く子供の乗り物が

  あり、入ったら出口がわからない悪夢のようなアーケード

 

と書かれていました。

 

まあ、本当のことだけどショックです。この一帯がそんな風に思われているなんて....

正直、冬場は、暗くなるとかなり不気味で、早く帰りたくなるけど。怖い体験はまだしてません。

 

そう、ここはショッピングセンターの中でも別世界。店は次々閉店し、残ったのはうちとコーヒーショップ2店。まるで、コンピューターゲームのホラーに出てきそうなアーケード街。そして、そこにポツンとあるCandy Shopとそこで働く怖いおばさんたち...

 

変な理由で有名になってしまいました。

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