BrexitのイギリスでCandy Shop:消えた常連さんたち

イギリスもやっと暖かくなってきました。来週は母の日、来月にはイースターがあります。

 

ところで最近、めっきり姿を見ない常連さんたちがいます。ここで紹介したゾディアックマン、歯のないおしゃれなおじさんもうそうです。ゾディアックマンは、どんどん浮浪者っぽくなっていき、スタッフも心配していたのです。背中には大きなリュック、ボサボサの髪の毛、汚れた手。一回に買う量も少なくなりました。ところが、なんと、ある日、すっかりきれいになって現れたそうです。整った髪、シャキッとしたシャツ。この時対客したTさんは、この変貌ぶりに驚いたとか。でもそれ以来、まったく姿を見せません。新しい仕事が見つかって忙しいのか、または引っ越したのか、なぞです。

 

もう一人、歯のない、言っていることがよくわからない野球帽のおじさん。いつも週に2度ほど来ていたのですが、まったく来なくなってしまいました。このおじさん、Tさんいわく、いつもパブで飲んでいて、知らない人にもよくお酒をおごっていたそうです。最近はまったく見かけないとのこと。最後に来店頂いた時には、歩くのがたどたどしかったので、ご無事でいられるといいのですが.... 

 

こんな具合に、常連さんも入れ替わります。糖尿病で、無糖のチョコを毎週3枚買っていかれる素敵なゴージャスな女性(70代)、いつも来店どきにはお話して楽しいのですが、何か会うたびにお太りになっているようで...チョコのせいじゃないかと少し心配です。無糖でも、カロリーはあるので。お店としてはうれしいのですが。

 

常連様、元気でなが〜くご来店ください!

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BrexitのイギリスでCandy Shop:意外なものと遭遇

二日前の土曜日、荷物をショッピングセンターの地下の倉庫に運んだ後、店に向かうためエレベーターへ直行したその時。「バタバタ」と何か大きな鳥が頭上で羽ばたきました。最初、鳩かカラスかと思って上を見ると、それは間違いなく「キジ」でした。何でキジがショッピングセンターの地下にいるの〜?林ではよく見かけるけど。

 

とにかく、警備の人に連絡したけど、よく状況が分からないようなので、写真を撮って見せに行くことにしました。その間も、キジはちょこんと天井の配管工にとまって大人しくこちらを見ています。どうやって、たどり着いたのか。きっと、配達のトラックに乗って間違って来てしまったのか。次に地下に行った時にはいなかったので、無事解放されたと願います。

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BrexitのイギリスでCandy Shop:この町のダークサイドトップ19

先月、お店のあるこの町のローカル新聞を目にし、読んでみると、「⚪️⚪️町のダークサイドトップ19」なる見出しを見つけました。何か興味があるので読んでみると、ショッピングセンター内でうちの店がある一角の名前が出てるでわないですか。うちの一角は、ショッピングセンターの中でも唯一外にでているアーケードなのです。

 

で、記事を読んでみると、

 

  店がほどんど閉店していて、ガラガラで、不気味なコインで動く子供の乗り物が

  あり、入ったら出口がわからない悪夢のようなアーケード

 

と書かれていました。

 

まあ、本当のことだけどショックです。この一帯がそんな風に思われているなんて....

正直、冬場は、暗くなるとかなり不気味で、早く帰りたくなるけど。怖い体験はまだしてません。

 

そう、ここはショッピングセンターの中でも別世界。店は次々閉店し、残ったのはうちとコーヒーショップ2店。まるで、コンピューターゲームのホラーに出てきそうなアーケード街。そして、そこにポツンとあるCandy Shopとそこで働く怖いおばさんたち...

 

変な理由で有名になってしまいました。

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BrexitのイギリスでCandy Shop:大変遅い新年のご挨拶

2017年も、あっという間に2月になってしまいました。大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。クリスマスの後に、ひどい風邪をひき、お店にも1週間ほど出られず、昨年の疲れが出たようです。

 

1月は当店の氷河期、お客様の数も激減し、ただひたすら店の掃除。お客様がいらっしゃった時には、も〜うれしいの一言です。この時期は、常連のお客様が本当にありがたく感じます。きっと、1月は皆、クリスマスの後のダイエットとカードの支払いなど、Candy Shopは避けたい店なのです。お買い上げの後、「さー早く出ましょう。もっと買っちゃったら大変だわ」と、不機嫌に去った行く方も。トホホ

 

また、昨年のサイフ事件とか、ゾディアックマンの近況、イギリス版おたくのお話とさせていただきます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

BrexitのイギリスでCandy Shop:メリークリスマス

今年も無事クリスマスが終わりました。例年になく静かなクリスマスで、少し気が抜けた感じですが、お店の商品は完売のものも多く、ホッとしています。

 

今年のイブのメンバーは、私、Tさん、医学部志望の18歳児R君でした。彼は前にも紹介しましたが、クールな子かと思ったら、しゃべるしゃべる。も〜お客様と喋ってないでもっと売ることに集中してよー そのうち、彼女に携帯でテキスト送り始めるし...

最近の子はまったくね〜

 

別に大きな問題もなく、お店は終始楽しい雰囲気でした。お財布事件があったけど、これはまた後ほどに。

 

では皆さま、メリークリスマス!

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:クリスマスカウントダウン

クリスマスまであと2週間をきりました。お店も大忙しと思ったら、今年は例年になく静か...

 

先日、職員用のこわ〜い(色々な意味で)エレベーターを待っていたら、後ろに人の気配。ぎょっとして振り返ったら、サンタさんが立っていました。といってもショッピングセンターの中のサンタの家のサンタさん。家の中で子供が握手できるとかいう催し物。何か疲れてる感じででしたが、せっかくなのでお写真撮らせていただきました。

 

写真のアドベントカレンダーは今年お店で売ったものです。最後の一つが売れなくて家に持って帰りました。さて、今年はどのようなクリスマス商戦になるのでしょうか。心配!

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:高校生3人組

ご無沙汰しました。Tさんがハネムーンから帰ってきたと同時に、T子さんが2週間以上のお休みに入ったり、天然のEちゃんが9月に突然やめたりとかで、この2ヶ月は波乱の連続でした。

 

Eちゃんなんですが、昨年の11月から始め、やっと仕事を覚えてくれて、9月から1人で仕事を任せるようシフトを組もうとしていた矢先に、悲しメールが届きました「やめたい」。とういうことで、急遽、スタッフの募集をし、3人新しい高校生の男の子が入ることになりました。3人三様で、びっくりすることもたまに。

 

まず、B君、彼は実は7月から始めたのですが、休みばっかしで、9月まで、半分は休み。で、Tさんが休みに入る9月末は休まないように言ったのですが、何とこの間、自分のシフト(週一の土曜日)を3回も休むことに。何か大学の下見とかグチャグチャ言っていたけど、あきれたの一言です。しかし、彼、休みたいけど稼ぎたい。頼んでない日(日曜日)に勝手に来たり(彼いわく私が頼んだ)、土曜日は早く来て、早く帰ろうとしたり。シフトを日曜に変えた後も、頼んだ時間より遅く来たりと、かなり勝手。自分が休みたい日は、他の日に変えて欲しいとか、もうもう最近の子は〜

でも仕事は、まあまあで、やる気満々とはとても言えないけど、お釣りの間違えもないので、合格点(時間になるとすっ飛んで帰ります)。

 

土曜日、B君の休みが多すぎるということで、C君が代わりにシフトに入りました。彼はすごく大人しくて、まったくしゃべらない子ですが、覚えも早く最低限のことはちゃんとやってくれるので、期待の星だったのです(B君より一つ下の学年)。ですが先日、2週間の休みの後(彼も2週間の休み)、お給料の明細を渡したところ、「これなに?」「お給料の明細よ」「僕のお給料、これより多いはず」「えー、先月がこれこれで、今月がこれこれよ」「お給料、1度も振り込まれていない」「???」でも、そんなはずないんです。ちゃんと振り込んでるから。C君の持っていたカードから振込先の詳細と彼が最初にくれた詳細を照らし合わせたら、なんとまったく違うじゃないですか。「貴方がくれたのは、何なの?」答え「わからない」。こんな大切なこと間違えるなんて、店で働くの大丈夫なのかな?次の週にどうなったか聞いたら、解決したとのことで、安心したけど。

 

最後のA君は、週末ではなく水、木と学校の後に車で店に来て働いてくれています。すでに、週末は他のカフェで2年も働いていて、今もそこにいます。将来は、お医者さんを目指す秀才で。自信まんまん。最初は、レジのミスがあったけど、その後は、ものすごくお客さん受けが良くて。幾度かおほめのお言葉をいただきました。時には、そこまでしなくてもいいんじゃないの〜と思ってしまうこともあるけど、そこが彼のいいとこなんですね。毎回、お家の人とか近所の人に少しのお土産をお店で買っていきます。先週は一緒に住んでいる85歳のおばあちゃんに少しのお菓子を買っていきました。おばあちゃんは、お店に来たいけど、お歳で来れないとのこと。彼の優しさはそんなところからきているんですね。「いつも働いていていつ勉強するの?」って聞いたら、少し考えて「いつかな?」「僕は、ストレスになることはしないんだ。だから医学部に行くための勉強がストレスだったら、それはしない。無理しないで勉強しているんだ。」う〜ん、さすが秀才!!でも、ちょっとそそっかしいので、私が帰る前にいつも「店の鍵もってる?」って聞きます。じゃないと店しめられないんで。

 

これからクリスマス、男3人組に頑張って欲しいです。

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