たそがれのイギリスでCANDY SHOP:さらに後味の悪い話

前回、常連さんの買ったキャンディーが家に着いら半分だったというクレームのお話をしましたが、それには続編があります。

2年以上も来店いただいている中年のご夫婦なのですが、1ヶ月くらい前に奥様が300gお店でお買い上げ頂いた品が、家で測ったら150gだったという話。丁重にお詫びして残りの分を差し上げました。どう考えても納得いかなかったのですが、そう言うこともあるかと思って、気を切り替えることにしました。その後も3回ご来店いただき、1回目はご主人と息子さん、2回目はご夫婦、3回目は先週奥様お一人でいつもの2品を200gずつお買い上げいただきました。正直、あのクレーム以来少し見る目が変わってしまっていたのですが、それも少しづつもとにもどりつつありました。ご夫婦の接客は最近Eちゃんがして、今回も、Eちゃんが奥様に200gを2袋お渡しました。私も少しご挨拶程度のお話をし、奥様は店を後にしたのです。その日は、週末にしては、とても静かで余裕で接客ができました。Eちゃんも帰り、そろそろ店仕舞いの支度をしようとしていた時、あの電話が鳴りました。

「もしもし⚪︎⚪︎店です」「私、Tだけど(奥様の名前)、今日買った品のうち一つ、家で測ったら115gしかなかったのよね。200g分払ったんだけど。今度来たら足りない分ちょうだいね。」「はっ?」

うそでしょ?2度目?1度目は納得いかなかったけどきっと2度はないと思って対応したのに。奥様には、こんな事が2度起こるなんて変で理解に苦しむとはっきりいいました。また、この電話で、1度目もこちらのミスでないこともはっきりしました。300gが150gになっていたとのクレームですが、この差は一目でわるものです。特にその日は、珍しくもきっちり300gだったのを明確に覚えているのです。

では、なぜこのようなことをするの?2年も何も問題なくご来店いただいていたのに、この1ヶ月で2度もなんて。それもいつも奥様一人でご来店いただいた時のみ。ご主人も承知しているのか、していないのか?いつも礼儀正しい方なのに、どうしちゃったんでしょうか?ふと、頭に浮かんだのが精神的な病気。たとえば更年期障害とか認知症。認知症にしては若すぎるけど。ほんとうに、気持ち悪いですー

明日、もしかしたら奥様足りない分取りにいらっしゃるかもしれません。正直、私が働いている時に来てほしくないですよ。でも、最近、ずっと私がいる時にしかこないんですよね。ゾー

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:後味の悪い話

しばらく、体調を崩していました。今日のお話はそれにも関係があるのですが。この2、3週間、後味の悪いことが続きました。

 

その1、土曜日にまず、子連れの親子3代、孫、母親、祖母が来店してかなりの量のお菓子をお買い上げ頂きました。その一行が去る前に、常連の年配の方がいらしていつもの注文をし、私がその品を袋に入れカウンターの上に置きました。さらにもう一品お買い上げ頂き、会計を済ませると、常連さんが「あら、最初の品はどこ?」と聞かれるのです。で、カウンターを見ると袋はなくなっています。「すでに、おとりになったと思ったのですが?」彼女、「いいえ、もらってません」自分の袋を調べたけど無いようでした。この方、お会計を済ますまで袋に入れない方なのです。で、お詫び申し上げて、再度お菓子を測って袋に入れ、お渡ししました。前のお客さんが間違えて持ってったんでしょう、ということにしました。でも、常連さんも私も???

確か、前のお客さんは、常連さんを接客している時、すでに背を向けて帰る途中だったので..... 常連さん、次の週もいらして、家で袋を調べたけどなかったとご報告してくださいました。

 

その2、それから1週間、ある月曜日の朝一番にいつも糖尿病用のお菓子をお買い上げになる常連さんが来店しました。もうかれこれ、2年近く、毎週お買い上げいただいています。いつもの品2種類を各300g袋に入れてお会計を済ませました。300gはかなりの量で、その日は、最初のが、ぴったし300gになり、まー珍しいと思っていたのです。300gなので大きめの袋に入れ2袋お渡ししました。それから、約1時間後、常連さんが戻ってまいりました。通常、いい知らせではないのです。案の定、最初の1袋がもう一つに比べて明らかに少ないので測ってくれということです。測ったっらなんと、150g、半分に減っていました。これはもう?????です。150gと300gの差なんて見れば気づくはず。秤に置いた時点で150gしかなかったらおかしいと思います。この仕事、かれこれ4年していますので。ふに落ちませんでしたが、大切な常連さん150gたして、丁重にお詫びしてお渡しいたしました。常連さんが去った後、その品が入っていたジャーを見たのですが朝は一杯だったのが半分以上減っていて、どうしても理解できず、その日は一日気分がとても悪い日でした。私が間違えたか、お客様がどこかでなくした、お客様が嘘をついている。そもそも、そんなに違ったら、もらった時点で気づくのでは?でも、2年来の常連さん、そんなこと一度もありませんでした。常連さんを信じたい気持ちです。では、半分のお菓子はどこに?

 

その3、先週、店に着いたらTさんが、「もう大変だったのよ〜、鳩がディスプレーウィンドウにぶつかって来て、そのまま店に入り、店のコーナーに居座り、どうやっても出ていかないの。で、今、警備の人を呼んで捕まえて出してもらったとこなの。も〜怖かった〜」とのこと。こんなこと4年間で初めてです。何でも鳩、Tさんをジッと見つめていたそうです。鳩嫌いなTさん、びびってました。

 

その4、その1、2、3の出来事の前の週、Tさんと土曜日、働いていてふと、前に働いていたマネージャーの話になぜかなりました。(暇な土曜だったので)彼女は頼んだことは何一つしない子でした。注意するとべそをかき、一日泣いているといった状態で、やめてくれた時は正直ホッとしたのです。Tさんいわく、店にお客様がいない時は、友人と秤に大量の店のお菓子を置いて、食べながらおしゃべりをしていたそうです。で、その日、彼女のひどい働きぶりを話していたら、急に寒気がしてきて、その後は体調がひどく悪くなり、その夜は高熱を出しました。単に風邪を引いたのかもしれませんが、彼女は辞めた後も、未練満々で、恨みのメールを私に送信したのを考えると、何かぞっとしています。辞めのは、もう3年半前ですが、Tさんに今でも会うと、私への恨みのメールをまた送るとか言っているそうで、困ったもんです。この方のお話はこれきり辞めます。

 

もしかしたら、2、は私の間違いかもと思われるかも知れませんが、それは、99%ないと確信しています。山盛りが小盛りになるはずないのです。CCTVを見ればわかるけどやめときます。面倒なので...

先日、店の前に塩を撒いておきました。

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:イースター

イースターそして春休みも終わり、店もグンと静かになりました。別に変わったこともないイースターでしたが、突然ラビットのぬいぐるみが来店して興奮していたら、チャリティーイベントのプロモーションでした。イベント用のロリーポップをあげたら店の前で宣伝用の写真を撮ってくれて、喜んで去って行きました。

 

相変わらす、人手不足で大変ですが、今年はいいスッタフが見つかるといいです。昨年は30分トライアルで働いてもらっただけで、大量の毛を店に落としていった女の子とか、背が低いのに見栄を張って上の棚のジャーをジャンプして取ろうとして、ジャーを落として飴を店中にばらまいた男の子とか散々でしたので....

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:日本のお菓子

一年前から、本格的に日本のお菓子を売り始めました。今では、すっかり定着して、品切れだとがっかりして帰られるお客様もいます。最近、関心してしまうのは、皆、パッケージを見て日本のお菓子だと知っていること。昔は中国〜とか言う人が多かったのですが、今は違います。ほとんどの人が日本の商品と知っています。ある意味で、「憧れの日本のお菓子」的な地位を持っているのです。買いたいけど高くて買えないような。やはり、若者に人気があります。特に、パッケージがアニメっぽいと売れますね。去年の夏は、ぷっちょと進撃の巨人のコラボを、1パック日本円で約1000円で出しましたが、意外に売れました。今だに、売ってないか聞きに来るファンがいるくらいです。これには、フィギュアが付いていたので、それが目当てだったのでしょう。イギリスにもアニメファン多いいんですね。これ、とても高かったので、買うの戸惑っていましたが、「えーい買っちゃえ」って言う感じで買っていかれました。

 

他にも、ポッキーは常に大人気。ピカチューのシール付きお菓子などもあっという間に売れました。そして、あまりの人気にびっくりしたのが「ラム」

 

 

。You Tubeで皆見て知っているようです。あの独特な瓶、開け方そして、ジュワッと出る泡。これが、面白いようです。お値段高いのに売れまくってます。一度、男の子が2人で1本買い、しばらくして開け方がわからないと瓶を持って戻ってきました。開け方を教えてあげようと、押すキャップを聞いたら、捨ててしまったとのことです....う〜ん、これなしでは開けられないと告げると、しょぼんとして店を出て行き、数分後、もう一本買いに戻ってきました。店としては2本売れてよかったけど。見栄を張って、開け方わからなくても、聞かない子が多いいです。家帰って、You Tube見るのかな?

 

今年も、面白い日本のお菓子あったらどんどん売りたいですねー

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:バイト編、新人Eちゃん

バイト探し、昨年の夏からずっと続いているんのですが、11月に、実は一人新人が入りました。Eちゃん、とっても可愛らしい18歳の高校生で、礼儀正しく、大人しい感じのお嬢さんです。前に、CANDY SHOPで働いていたことがあると聞き、とても期待して面接、実技のトライアルをしたのですが、何か安心感がまったくないのです。というかとても不安.... まず、レジの打ち間違い、大人しくお人形さんのように立っていて、言われないとずっと何もしない。昨年末はとにかく、他に誰もいなかったし、まーどーにかなるかって感じで雇用しました。目が大きくて、若くて可愛いので、お客さん受けするし、何でも感じよく引き受けてくれるので、申し分ないはずなのですが...... レジ打ち間違いは続く、商品に間違った値段を付ける(もっと安く)、間違った値段で売る(もっと安いく)、値段覚えられなくて常に聞いてくる(3回目くらいになるとついらだってきて、口調も厳しくなる)。という具合で、かなりの天然でした。何回言っても、「はーい」と答えて、全く聞いていない。最近は、あきらめて、ただ売っていただくことだけに集中してもらっています。常に、間違った値段で売っていないか気をつけてなきゃいけないので、ひどく疲れます。忙しいクリスマス商戦の真っ最中も具合が悪いと急にお休みになられるし、トホホ

 

でも、今回はバイトの応募でもっと酷いのが来たので、彼女は本当に天使のようです。今日もがんばって彼女の間違って付けた値段を付け直します。他の酷いバイト君たちはまた後に。

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:ゾディアックマンからのプレゼント

クリスマスも終わり、1月はとても静かです。多くのCandy Shopのオーナーは、この時期にお休みをとるとか。皆、クリスマス休暇に食べ過ぎてダイエットするので、甘いものは控えるみたいです。でも、常連さんが来るのであまり気も緩めません。

 

ところで、ゾディアックマンですが、心優しい日本人スタッフのT子さんが働く金曜日にいつもご来店いただいているようです。もう長い間いらしているので、T子さんには心を許しているのか、少しお話するみたい。なんでも、昔はIT企業に勤めていたそうで、今は?と聞くと、無職だそうです。ふんふん、そうなんだ。きっと容貌も違っていたんだろうなー 先週、彼が何か素敵なものを持っていたんで、T子さんが、素敵ねと言ったら、上の傘の部分(写真)をくれたそうです。彼女は下の皿を素敵と言ったのですが、皿はくれませんでした。何に使うのかT子さん、困惑していますが、何なんでしょうね?

 

T子さんによると、ゾディアックマンは最近、辛そうな時も明るくふるまっているとか..... う〜ん どういう生活しているのかわからないけど頑張って欲しいです。

 

他にも、小さい子供がカードや絵をスタッフにくれたり、老人が手作りの飾りのようなものをくれたりすることがあります。残念なことになぜか私は一度ももらったことありませんが、この仕事していると心温まる場面にたくさん出会います。

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たそがれのイギリスでCANDY SHOP:気がついたら終わっていた今年のクリスマス

明けましておめでとうございます。クリスマスもなんとか終わり、気づいたら年があけていました。バイト募集の件ですが、忙しいなか何人か面接、トライアルをしたのですが、結局見つかりませんでした。色々なパプニングもありましたので、これはまた、後にバイト募集ハプニング編でご紹介したいと思います。

 

ということで、たったの3人プラスお騒がせバイト君たちで、一年で一番忙しいクリスマスを迎えたのです。今年はTさんがミセスサンタになり、はりきってくれました。クリスマスイブの日には、お客様がTさんにと、お店のサンタのチョコをプレゼントしてくれたり、いつもの常連さんがいつもと違うものを買ってくれたり(クリスマスは皆太っ腹)、恋人同士がほほえましくお買い物(時に、カウンターの前でキスとかもあります)、欲しいものが買ってもらえなくて泣き叫ぶ子供、といったクリスマス人情劇場もたっぷりありました。今年は、最後の1週間、センターが夜9時までオープンだったので、人手不足のため、私が1日14時間休みなしで2日ほど働くという激務。イブの最後は、もう、頭がもうろうとしていて、立っているのがやっと、でも、最後のお客様がとても陽気でお友達とたくさんいろいろ買ってくださいました。自分でもどうやってこんなに長時間働いたのかよくわからないけど、皆様の支えがあってのことです。

 

ところで、クリスマス日本の商品もよく売れました。特にピカチューのシール付きお菓子はすぐに完売!ラムネもすごい人気で今年も期待しています。

では、2016年が良い年になりますように!

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